月曜日, 12月 31, 2007

金融についての安易な広告

ホントどうにかして欲しいんですけれどーっ。

R25の「いきなりブラック!?」「その瞬間のマネー選択DEADorALIVE?」
えーと、とーいっく290点の私ですがDoAって「生死を問わず」じゃありませんでしたっけ? まーいいんですけど。

読んでみると、たかだか上限1%のキャッシュバックがどうのこうのなんですよね。どの辺がDoAなんでしょうか。

しかも、「年間(最大)1%キャッシュバック」例によって適用条件は小さく書いてあります。
つまり、条件を満たさなければ、当然、1%までいきません。
しかも、キャッシュバックには申請が必要らしいです。

……あの~、、、私のメインカードの某社のほうがよっぽどいいんですが。。。

なんとゆーか、提灯記事だなぁと思います。広告と変わんねーじゃん。

や、自分の好きな色のカードカラーが選べるのはいいですよ。
あと、メディカルサービスと個人賠償責任保険付帯はいいです。とゆーか、むしろそっちのほうを評価します。ふつーの人には訴求できないんでしょうけれど。

……でも、安易に「ブラック」とか言われると、ブラックカード保持者としては自分のステータスの価値が下がるようでかなりムカツク。。。

ぷち金融論

タイトル : 邦銀崩壊

私のところにOB訪問してきてくれた奨学生が、私は当社と銀行の悪い面についてボロクソに言ったにもかかわらず、2人も当社に入社の意志を固めてくれたのは、とても嬉しいことでした。

そして、なぜそんなにボロクソに言いつつも、金融に勤めているのか?
真音チルドレンの私はこう答えます。
「君は本当は康和銀行を救いたかったのか」

できれば、頭取 野崎修平の”あおぞら銀行”に勤めたいですけれどね。
「そうですね。見果てぬ夢のためですかね」
「見果てぬ夢?」
「はい、私が理想とする銀行……本当にお客様のために役立つ銀行というのは未だにありません。 私はそんな銀行を創りたい。 その見果てぬ夢……理想が 私を突き動かしているのだと思います」
「……そんな銀行……本当に出来るんですか?」
「どうでしょう。難しいでしょうね。 でも、そのために人生全てを捧げてもいいと思っています」
周良貨 作 能田茂 画 頭取野崎修平9巻115頁


タイトル : Re: 邦銀崩壊

> おかしいですよね?おそらく、退職金を受け取るようなサラリーマンのケースだと、収入は年金しかないはずです。年金の少ない収入では、リスクの許容度は高 くない。さらに高齢者の場合だと、ライフプランの変更で、リスク資産の運用損に対処することも難しい。退職後のリスク資産の運用は慎重になるべきで、保険 や生活レベルの見直しで対応するのがよいというのが、ライフプランニングの鉄則だったはず。
よく勉強していますね。原則はその通りです。
細かいことは委託者の事情によって変わりますので、絶対とは言えないことも、もちろん言うまでもないとは思いますが念のため。

まー、私に言わせると、多分持ち家でローンは退職金返済だろうから家賃はかからず、教育費も要らず、将来への貯蓄もいらない状態で20万以上の月収は十分すぎるだろと思いますが。

そんな裕福な伯母が家の母に一瓶数万とかする健康食品を送りつけてくるのですが、わたしはその無駄遣いっぷりにとても腹を立てています。母は年金 制度のはざまに落ち込んだ人で、月の収入が10万に満たないのです。もしかすると生活保護のほうがキャッシュ・フローは良いかもしれないというレベルなの で。無知は罪なのですが。。。

> さらに付け加えると(以下略)
まったくもってその通りです。前提条件を変えれば結論も当然異なってきます。

> なんだか、いたずらに不安を煽って販売するのもいかがなものかなと思いました。
ただ、現実に販売するとすると、オカネを持っている層でなければそもそも買えないので、対象が限定されるのですね。そして、その層はとても保守的で、そのくらいのショック療法がなければ、おそらく旧来の考えを改めません。
さらに、もう一歩踏み込みます。ここからは私見ですが、「お客様のため」とは私の場合、単純にお客様本人の金銭的利得は必ずしも意味しません。
例えばです。そのお客様にお孫さんがいるとして、そのお孫さんをたいそう可愛がられていたとします。お孫さんには幸せになってもらいたい。当然の感情です。しかし、このお客様はそう思う一方で、おそらくかなりの確率でお孫さんを不幸にする事に加担しています。
まずは年金。保険数理的にみて破綻はほぼ明らかといわれます。税財源投入しか道は無いでしょう。確実に将来の負担として跳ね返ってきます。現在のご老人の年金額を死守するためにです。自分の生活レベルを維持するために、将来世代を犠牲にしているといえます。
また、ゆうちょ。資金運用先はほぼJGB(日本国債)です。日本の将来を担うべき企業にお金が使われるわけではありません。金融の重大な使命であ る産業育成はいったいどこに行ったのでしょうか。これはメガバンクも2~3割は同罪です。新たな企業が産まれなければ経済は沈滞し、国家の経済力は低下し ます。通貨が国家の経済力を反映するものならば、円の価値は下落し、輸入品の物価は上昇するでしょう。これも将来世代にツケを回すことといえます。
投信の無理な販売も、この理論を前提とすると絶対悪とは言い切れなくなります。証券市場に資金が流れ込まなければ、資金を必要とする企業が死に絶えるのです。
…… ここまで理解している高齢の方がどれだけいらっしゃるでしょう。そして、これをご説明して、理解していただけるでしょうか。私は悲観的です。「それは確か にそうだ。……でも」という集団無責任体制が目に浮かびます。70年前の愚行からまったく学習していないのかと悲憤すら感じます。満面の笑みで孫を慈しむ 祖父母、実に美しい光景です。その愛情に、一点の曇りも無いのでしょう……しかし、私にはそれが欺瞞としか思えない。
失礼。怨嗟になってしまいました。ともあれ、そんな理屈で、絶対悪とは言い難い面もあるという事です。

「ホテルサービスの本当の基本ってご存知ですか?
 ”身内へのサービス”なんですよ。
 自分の両親、祖父母……そして自分の子供を常に思い浮かべること。
 子供のお客様が夜、アイスクリームを食べたいと駄々をこねる……
 糖尿病のお年寄りが豚骨ラーメンを食べたいと言い出す……
 それを注文だからと出すことは可能です。でも自分の子、親ならどうするでしょう。」
「相手を思って断るのも大事なサービス…… たとえばコンシェルジュが、勝手にバーの閉店時間を早めるように?」
漫画バーテンダー9巻・グラス66・聖母のラム・72頁、原作城アラキ、画長友健師。より。


タイトル : トピを乗っ取ってしまいました。

ご協力できなかった上にトピを乗っ取ってしまったカタチになって申し訳ないです。

読み返してみて、一つ追記しようと思いました。

「本当に出来るんですか?」
「出来ないかもしれません。でも、確実なのは、出来ないだろうと思って実行しなかったのならば、絶対に出来ません。」
と、私は思っています。

例えば、銀行について伝え聞くところでは、お客様の声カード。以外に、これは見られているそうです。この類のコピーが(もちろん個人情報は墨塗りをして)配信されてくるとか。お客様と接しない部署でもです。
これで名指しでクレームが来ると確実に評価が下がるそうです(しかも集団責任体制なので、担当者はもちろんのこと支店単位とかでも)。いまはまだクレーム をフロントに押し付けて本部は安閑としているようですが、あまりに声が大きくなれば経営層も動かざるを得ないでしょう。
銀行も株式会社ですので、株主に訴えるというのも一つの手です。ATM論で指摘された行政指導との絡みを考慮しても、それならばそれらとも比較的中立な株主にあたってみるという手もあるかもしれません。

預金者を無視した金融商品と銀行の対応!

msnトゥディでこんなのが出てました。
預金者を無視した金融商品と銀行の対応!
http://money.jp.msn.com/banking/columns/columnarticle.aspx?ac=2007112100&cc=05&nt=05

読んでいただければどういうことかすぐわかります。
そして残念ながらこんなことは日常茶飯事のようです。
少なくとも私はこれと個人年金保険の2大巨悪を幾度となく勧められてきました。
(そんなの勧めてくる担当者は容赦なく替えてもらいますけどね。
 担当者がノルマを見ているか顧客を見ているか測る”リトマス試験紙”としては良いです。)

この記事に補足するとすれば、
「そして残念ながらこのような商品をほぼ全ての銀行が投入してきているという事実です。」
あ、あと、この金額だとペイオフもありますね。あれ?外貨預金はそもそもペイオフ対象外だったかしら?(私からすると一顧だにする価値も無い商品なので忘れました。)

また、金融屋さんの立場からすると、
「このような馬鹿げた商品を売る銀行はボイコットするぐらい消費者の知識が向上しないと、真に顧客のことを考える銀行は出てこないでしょう。
だって、毟っても苦情の一つもないのですから。しっぺ返しを喰うようにならなければ、誰だって自分のノルマの達成と出世のほうが大事なのは当たり 前でしょう? 銀行のノルマのキツさは、高杉良の「小説、巨大証券」モデルの某社、ノルマ証券と名高いあの会社にもおそらく劣りません。
正直、客に誠実な営業は報われませんよ、現状では。」

もう一つ金融屋さんから、

この記事では「為替予約付き預金」を悪し様に言っていますが、商品自体に罪はありません。

オプションを売って、それが一見利息に見えるだけ(そう見えるから性質が悪いといわれるとその通りですが)で、オプションを売ってオプション料を受け取るというのはごく真っ当な金融取引です。

まぁ、一般の人はそんなこと知ろうとしませんから、市場で売却したオプション料からかなり手数料をムシって利息とするのですけれどね。
もう一つ、オプションの売りというのはかなり相当リスクの高い行為なので、通常は相当な資金力と確固たる相場観のある人しかやりません。
とはいえ、現状では個人がオプションの売りをやろうとするとこの商品ぐらいしかないのも事実です。

あ、あと、記事では「円高になったときの損失は無制限!」とありますが、これは正確ではないです。リスクは通常の外貨預金と同じと言っていいと思います。
相対通貨が米ドルやユーロの場合はハイパー・インフレのリスクもほぼないので、まぁせいぜい最悪で半値ぐらいではないでしょうか。
高金利通貨の場合は利息収入である程度為替差損を取り返せますし(銀行の外貨預金は利息が低すぎで難しいですが)。

個人的には、こいつよりも、為替のFX取引のほうがよっぽど問題だと思っています。(強制ロス・カット・ルールがあるものの、不測の事態にはそれ こそ損失は無制限レベルです。だって、借金をして相場を張っているのですから。個人投資家の投資は基本的に自己資金でやるべきものです。)

……あー、こんな知識も本来はカネとってアドバイスする事項なんですけれどねぇ。。。
だって、私もこれ、そのまんま経験して、うん百万のロスこさえて、精神を削って、ギリギリ痛む胃と闘い、自己資金と膨大な時間を投入して身に着けてきたんですよ? それをタダ取りしようとするのは虫が良過ぎです。
いや、世の風潮を憂いているからボランティアで書いているのですけれどね。
(でも、全部は書いていないです。より詳しい話を聞きたければコンタクトをどうぞ。格安で承ります。今後10年レベルで見たとき、絶対聞いておい たほうがいいレベルの知恵はご提供いたしますよ。ムリにとは言いませんけどね。そういう目先の数千円を惜しむ人は勝手にロスこさえてください。)