火曜日, 11月 07, 2006

西の魔所が死んだ

友人からおすすめの本として紹介されたのですが、
昨日、読み終わりました。

鮮やかな文体ですね。
ちょっと、博士の愛した数式と似てる文体。

さりげなく語られる内容もいいです。
魔女の魂が書いたとも、末期に書いたとリアリズムでとることもできる、ラストもいいです。

私は、どちらかと言うと、理想を高らかに謳いあげるようなものが好きなのですが、
「博士の」といい、「魔女」といい、
日常を鮮やかに切り取るのも悪くないと思えてしまいます。