投資アドバイザー有利子
好きな本の紹介第2弾。
投資アドバイザー有利子 幸田真音著
ふたば証券に勤務する投資アドバイザー財前有利子。
「お客には絶対に損をさせない」を身上とする彼女の前に現れるさまざまな人間模様。
投機に手を出す隠居老人。大損をこいたディ・トレーダー。外資系証券からのヘッド・ハンティング。
そして、国会解散。(→改革断行の決意。日本トリプル安からの日本買い。)
お客様に巨額の富をもたらし、「真にお客様のために働くファイナンシャル・プランナー」を目指して、欧州に旅立つ。
いまだ日本には根付いていない「真にお客様のために働くファイナンシャル・プランナー」という理想を高らかに謳い上げた小説。
同時に、読みきると、投資というものについての基本的な知識が理解できる(気がする)おまけつき。
しかし、2002年夏当時に既に「総理がついにキレたんだ」と郵政解散を予見しているのは、さすが「日本国債」で国債の未達を予見した著者だけのことはある。
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