火曜日, 8月 22, 2006

投資アドバイザー有利子

好きな本の紹介第2弾。

投資アドバイザー有利子 幸田真音著

ふたば証券に勤務する投資アドバイザー財前有利子。
「お客には絶対に損をさせない」を身上とする彼女の前に現れるさまざまな人間模様。
投機に手を出す隠居老人。大損をこいたディ・トレーダー。外資系証券からのヘッド・ハンティング。
そして、国会解散。(→改革断行の決意。日本トリプル安からの日本買い。)
お客様に巨額の富をもたらし、「真にお客様のために働くファイナンシャル・プランナー」を目指して、欧州に旅立つ。

いまだ日本には根付いていない「真にお客様のために働くファイナンシャル・プランナー」という理想を高らかに謳い上げた小説。
同時に、読みきると、投資というものについての基本的な知識が理解できる(気がする)おまけつき。
しかし、2002年夏当時に既に「総理がついにキレたんだ」と郵政解散を予見しているのは、さすが「日本国債」で国債の未達を予見した著者だけのことはある。

死の欲動 臨床人間学ノート

たまには好きな本のレヴューでも。

死の欲動 臨床人間学ノート 熊倉伸宏著

医学生向けに書かれた精神分析の書物だが、一般人でも十分に興味深く読むことができる。
第1部臨床編では、具体的な症例を時間軸に沿って追体験することにより、問題意識を育て、
第2部理論編では、フロイトの理論の発展、および、「死ぬ権利」をめぐる自殺の倫理学の理論展開がなされる。理論編は小此木啓吾や河合準雄の著作を読みこなしている程度の精神分析の素養が求められるかもしれない。
第3部臨床ノートでは、臨床を通じて著者が感じたことが、エッセイ形式で語られる。精神分析にとどまらず、価値相対主義についての論考なども興味深かった。
全体を通じて、治療者が患者を「治してやる」というのではなく、患者の自発的な改善を手助けするという姿勢、患者に対する暖かい共感のまなざしが感じられる、珠玉の著作である。

火曜日, 8月 15, 2006

拝啓 森崎ちろる様&久夜さま

買い専のお兄さんより暑中お見舞い

森崎ちろる様&久夜さま

はじめまして。
Piaキャロアンソロジーの頃より永らくファンをやらせていただきました。
HARMと申します。

夏コミが終わった今日、東京湾花火大会の音が鳴り響いておりますが、
LIPSTARのお二方におきましては、いかがお過ごしでしょうか。

ラグナ本にシフトされてからは、しばらく疎遠になっておりましたが、
KanonやAirの頃は、毎回楽しみにさせていただいておりました。
今回、夏コミ前のチェックで、久夜さんの日記を拝見し、
筆をとらせて頂いた次第です。
やはり、LIPSTARのコスプレ売り子さんのいらっしゃらないコミケは
どこか寂しいものを感じてしまいます。
戻ってくれとは申しません。お忙しいのであろうなとは十分予想できます。
ただ、サイトで「忙しいです」と一言生存確認があると、
いちファンとしては、とても安心できます。
よろしくご検討ください。

それでは、LIPSTARのお二方のご健勝をお祈りしつつ。

「第九」の、ヘルシングの、オマージュを捧げます。。。


諸君、私は即売会が、好きだ。
諸君、私は即売会が、好きだ。
諸君、私は即売会が、大好きだ。

コミケが好きだ。Cレボが好きだ。サンクリが好きだ。
シティが好きだ。ガタケが好きだ。メンコミが好きだ。コスカが好きだ。

晴海で、幕張で、有明で、サンシャインで、
インテックスで、新潟で、名古屋で、

この地上で行われる、ありとあらゆる、オタクの祭典が、大好きだ。

戦列を並べた入場列の皆が足音たかく入場してゆくのが好きだ。
10時の開会宣言とともに、いっせいに拍手するときなど心がおどる。

3時間列の超大手サークルの列に並ぶのが好きだ。
カッタの新刊が買えたときなど、胸がすくような気持ちだった。

足をそろえた列が、さらに圧縮されてゆくのが好きだ。
手を上げたショットガン方式の列が、スタッフさんに誘導されてゆく様など
感動すら覚える。

LIPSTARのコスプレ売り子さんを眼にしたときなどはもうたまらない。
かいがいしく動き回る売り子さんに、新刊を頼むときなどもう最高だ。

哀れな一般参加者たちが、雨の東駐車場で、列になっているのを
横目に見ながら、チケット入場で大手サークルの新刊を
手に入れたときなど、絶頂すら覚える。

3日目の漢噴水に、滅茶苦茶にされるのが好きだ。
必死に手に入れるはずだった新刊が、目の前で完売し、
列が散っていく様は、とてもとても悲しいものだ。

10分完売必至の搬入数に、それでもなお並ぶのが好きだ。
徹夜の朝一ダッシュで、それでもなお手に入らないのは
屈辱の極みだ。

諸君。
私は即売会を、地獄のような即売会を、望んでいる。
諸君、私と共にある師団戦友諸君、
君達は、いったい、何を望んでいる?

更なる即売会を望むか?
情け容赦のない、糞の様な即売会を望むか?
獅子奮迅の限りを尽くし、三千世界の新刊を制覇する、
嵐のような即売会を望むか?

ガガガガガガガガッ

即売会!!
即売会!!
即売会!!

よろしい、ならば即売会だ。
我々は満身の力をこめて、今まさに振り下ろされんとする握り拳だ。
だが、この暗い闇の底で30年もの間堪え続けて来た我々に
ただの即売会ではもはや足りない!!

大即売会を!!
一心不乱の大即売会を!!

我らはわずかに40個師団、40万人に満たぬ異端者にすぎない。
だが諸君は一騎当千の古強者だと私は信仰している。
ならば我らは諸君とLIPSTARで
総兵力4億と2人の同人集団となる。

我々を忘却の彼方へと追いやり眠りこけている連中を叩き起こそう。
髪の毛をつかんで引きずり降ろし、眼を開けさせ思い出させよう。
連中に同人の味を思い出させてやる。
連中に我々の軍靴の音を思い出させてやる。
天と地のはざまには、奴らの哲学では
思いもよらない事が、あることを思い出させてやる。
40万人のオタクの同人集団で、世界を萌やし尽くしてやる。

「最後の師団、師団長より、全コミケット参加者へ」
全装備発動開始。
期間8/11~13。始動。
拍手!!
これより第70回コミックマーケットを開会します。
目標、有明、東京国際展示場。

第71回コミックマーケット準備作戦。
状況を開始せよ。

征くぞ、諸君。


お粗末さまでした。
なお、文中の表現は一部脚色されている部分があります。
あしからず(笑

私は作曲ができない。

当然、編曲もできません。

よって、下記のように、人様の作品に偉そうにコメントなどできるわけないのですが、
まぁ、感じたことを率直に、やや辛めで、表現してみることも、誰かのためになるかなと思いまして。

ちょっとした言い訳でした。

Alice Chronicle

夏コミC70での戦果そのいち

Layer-0さんのアリスソフトオンリーアレンジCD
"Alice Chronicle"頒布価格500円
http://layer-0.shillest.net/2006/08/70cd.html

では、簡単な感想を。

■収録曲

 1 Running to the straight / from Mamatoto
評価:A
いい曲です。まぁ、原曲がいい曲ですからね。原曲拡張系というやつでしょうか。
もうちょっと冒険してアレンジしてくれると良かったと思います。

 2 荒んだ街 / from Diabolique
評価:BB
悪くはないですね。ただ、私、DiaboliqueはBGMを勝手に
オルフェウス室内管弦楽団バロック・コンサートにしてプレイしちゃっていたので、
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00006BGTN/250-1008302-6970614?v=glance&n=561956
(コレがまたうまくハマっちゃったのですよ。)
原曲をまともに聞いていないんですよねぇ。。。
原曲作者がたしか雷丸さんですよね。
そのせいかちょっとAmbivarenZの教会とかに近い雰囲気があります。

 3 Dash! to truth / from Daibancho
評価:BB
これも悪くないんですが。。。
すみません。AL教信者としてはあってはいけないことですが、
PERSIOMあたりからロクにアリスのゲームですらやる時間がなくなっているんですよね。
大番長は買ってもいません(滝汗
ただ、これもやはり原曲作者が雷丸さんでしょうか。
ちょっと、ぷろGoodを彷彿とさせる導入部です。

 4 ハニー / from Lance
評価:BBB
ランスシリーズでおなじみのハニーの曲です。
これも原曲拡張系ですね。私は原曲拡張系に辛いのでシングルA評価。

 5 Rough Edge / from Lance
評価:AA
これは結構独自のアレンジをいれてますね。とても良いです。
中盤の たらららてぃんたいとぅるぅるる~ っていうのがいいと思いました。
OPだと、縦にぐるぐるのところかな。その後のぽーんぽーんと出てくるあたりも良いです。
かなり、聞き込みに耐えます。よって、AA評価。

 6 Interval of live and death / from Pastel chime
評価:A
いい曲です。まぁ、原曲がいい曲ですからね。原曲拡張系ですね。
これも、もうちょっと冒険してアレンジしてくれると良かったと思います。

 7 Atlach=Nacha - Going on - / from Atlach=Nacha
評価:A
これもわりと原曲に忠実なアレンジですね。原曲の3部作をミックスした感じでしょうか。
原曲が絶品なので、これもいい曲なのですが、原曲拡張系なのでA評価で。


以上、総合すると、このCDはstrong buy(強い買い推奨)に該当します。

日曜日, 8月 13, 2006

拝啓 藤枝雅さま

ミクシィにて。

拝啓 藤枝雅さま

コミケお疲れ様でした。

きょう、祝飴色紅茶館歓談連載と称して、
ルピシアの藤枝藤かおりの茶葉を差し入れ、
同小冊子にサインをねだった挙句、
新刊セット7セットをかましたみっきー(HARM)と申します。
よろしければマイミク追加させてくださいませ。

P.S.祝、飴色「紅茶」館なのに、緑茶を差し入れてしまいました。
ミクシィの「飴色」コミュによると、飴色ファンは結構ルピシア派が多いようで、
もし差し入れが被っていてしまったらごめんなさいませ。
アシさんや源さん他の皆さんで楽しんでいただければ幸いです。
なお、淹れ方はこだわりなさいませんよう。
100均にあるお茶パックなどを使用すると便利です。マグにお茶パックに入れた茶葉をいれ、お湯を注いで取り出しもせずにほうっておいてもそれなりに飲めるお茶が入ります。
お湯の温度は甘いのがお好みでしたら低めに、ぱりっとしたのがお好みでしたら沸騰したものを。世に言われるように沸騰したものでなければダメ、ということはないと思っておりますので。
以上、長々と蛇足でした。

それでは、また冬にうかがえるのを楽しみにしております。

マニアックついでに

この土日の行動も後悔、、、もとい、公開しちゃいましょう。
マニアックついでに。

本来、このブログは、もし営業に移動できたら、営業現場で感じた問題点や、サービスについての意見を書いていって、お客様にも読んでいただこうと意図していたので、将来、移動が叶って、お客様がこの過去ログを読まれたときに眉を顰められるかもしれませんが。
まぁ、それも、私の一面ということで。

はぃ。コミックマーケット70。に、逝ってきました。
私のイベント初参加が同じく東京ビッグサイトで行われたこみっくぱーてぃですから、
かれこれ5年以上は参加し続けているのでしょうか。
ちなみに、どんなものかというと、友人の弁によると、
> 昨今は報道関連でも取上げられるほどのコミケだが 参加した事の
> 無い人から見たら『怪しげなイベント』と思われてるのだろうか?
> 参加している我々から言わせてもらえば大きな誤解なんだがw
> まあしかし10万人以上の人間が同人誌の為とか コスプレの為
> とか、マアそう言うものの為に集まる事自体が理解しがたいらしい
> それこそまあ 好きな物こそ という価値観の相違に他ならない
> と思うのだが まああえていちいち声にする必要はないかな?
ということらしいです。おおむね同感ですね。
まぁ、マニアはマニアらしく節度を持って一般社会に適合する努力が必要で、
一般社会は社会で、そういうマニアックな人種も許容する懐の深さというか寛容さが必要だと思いますが。

で、コミケの特徴ですが、
また同じ友人の弁を借りると、
> コミケの良い処の一つだと思うが サークル参加者=製作者という
> のが大体主なので 作った本人とのふれあいがまた良い処なのだと
> おもうのだ 読み手と書き手 この二つが実際に遭遇する事なんて
> 通常は有得ない事だと思う しかし ココでは コミケでは其れが
> 普通なのだ ワタシがコミケが好きな理由の一つである。
というものです。
私も今日はマィ同志達や贔屓の音楽サークルさんと旧交を温めていました。
あとりえ雅の漫画家、藤枝雅さん(http://www.moonphase.jp/miyabi/)には
飴色紅茶館歓談復活のお祝いにレピシエ(http://www.lepicier.com/)の
藤枝 藤かおり(笑 を差し入れ、飴色紅茶館歓談の小冊子にサインをおねだりしてきちゃいましたし。
こういった交流もコミケの持ち味です。

さて、ところで、この2日間で私はいったいいくら費ったのでしょう。
きょう一番の思い出は、あとりえ雅さんの新刊の画集+同人誌×7セット、
推定重量10kg超を担いで、音系サークルさんの視聴をして周ったことでした。
10kgを担いで3時間半ですよ? 踵が砕けるかと思いました。
そんな土日で。あ~、疲れた。充実した。

日曜日, 8月 06, 2006

日本のメディア芸術100選。

http://plaza.bunka.go.jp/hundred
……面白い。

文化庁のやっているイベントなのだが、
結構マニアックなものがあったり、懐かしいものがあったりして、
10作品を選ぶとすると、結構悩む。

ちなみに、私は、

とりあえずマンガ部門で

ドラえもん
宇宙戦艦ヤマト
はだしのゲン
ナウシカ
沈黙の艦隊
サラリーマン金太郎
ナニワ金融道
HELLSING
勝手投稿で
「頭取 野崎修平」 原作:周良貨 作画:能田茂
「勇午」 原作:真刈信二 作画:赤名修

アニメ部門で

『ルパン三世カリオストロの城』 宮崎 駿 劇場公開
『ガンバの冒険』 TV
『まんが日本昔ばなし』 TV
『ドラえもん 劇場公開シリーズ』 劇場公開
『吸血姫 美夕』 垣野内 成美 OVA
『銀河英雄伝説』 石黒 昇 OVA
『紅の豚』 宮崎 駿 劇場公開
『アルスラーン戦記』 浜津 守 OVA
『カードキャプターさくら』 TV
『ほしのこえ』 新海 誠 アートアニメーション

エンタメ部門で

『カステラ1番、電話は2番』  文明堂社 映像
『オセロゲーム』 ツクダ社 ゲーム・遊具・キャラクター・その他
『お尻だって、洗ってほしい』 TOTO社 映像
『イース』 日本ファルコム社 ゲーム・遊具・キャラクター・その他
『ドラゴンクエストII~悪霊の神々~』 エニックス社 ゲーム・遊具・キャラクター・その他
『ファミリーコンピュータ』 任天堂社 ゲーム・遊具・キャラクター・その他
勝手投稿
その他1 アトラク=ナクア アリスソフト
その他2 Pia♥キャロットへようこそ!! エフアンドシー株式会社
その他3 シュヴァルツシルトGX 工画堂
推薦文
アトラク=ナクアはアリスソフトが産んだ不朽の名作。
圧倒的な読後感と重厚にして華麗なBGMによって展開される、
ヴィジュアルノベルの傑作である。
私はこの作品に「ひととしていきる」ということ感じる。
惜しむらくは18禁作品のため、人口に膾炙せず、サブカルチャーの傑作にとどまっていることか。
今回のようなイベントで、18禁という世界の傑作が少しでも掘り起こされれば良いと思う。

って感じですかね。あ~ぁ、趣味丸出しにしちゃった。。。

皆さんも投票してみませんか?

木曜日, 8月 03, 2006

【宋文洲の傍目八目】中国人が靖国神社に行きました

先週のこれ↓ですが、
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20060704/105680/
これに触発されて、
http://blog.livedoor.jp/rheos_report/archives/18429768.html
ここ、に投稿したものでした。

ちょっと、とーとつな感じが、読み返して、したもので、補記。